バンクシーと聞いて何を思いましたか?
私は、オークションで落札された瞬間に絵の下にあるシュレッダーが突然動き出し、絵が切り刻まれたことです。
そのニュースを見た時に、「ええ~~~~!!」と声が出てしまったほどです。
バンクシーサイドは、この絵はシュレッダーをかけるまでが芸術である
とコメントされていましたが、落札した人はどんな気持ちだったのでしょうか。
この一件から、バンクシーってなに?
どんな人物?と、めちゃくちゃ気になってしまいました。
調べたところ、バンクシーはイギリスをメインに活動している、匿名の芸術家であることがわかりました。
このバンクシーという名前も、ペンネームなのかもしれませんね。
生年月日や絵をどこで勉強していたのかなど、個人的なプロフィールはずべて
「●●らしい」と、確定した情報はないのです。
この、謎に包まれていることも、バンクシーに人々が興味を持ってしまう理由です。
バンクシーは、自由な気持ちの持ち主で世界中を飛び回り、
壁や橋などにステンシルを用いた芸術を突然発表するのです。
ステンシルというのは、厚紙やプラスチックの板にデザインを切り抜いて、
スプレーなどで色を付けていくものです。
バンクシー東京に出没か?意外な場所にその痕跡が!?
東京臨海高速鉄道「ゆりかもめ」
日の出駅ちかくの東京都が所有する防潮扉に、ネズミの絵が描かれていました。
本来なら、落書きは犯罪で処罰される対象になりますが、東京都知事の小池百合子氏が、
この絵は「バンクシーからの贈り物だ」と発表したことが話題になりました。
ねずみの絵が描かれた扉は、東京都で公開をする案が浮上し、本当にバンクシーの作品なのか、
公開することで落書きを助長させるのではないかと議論が巻き起こりました。
この絵は、最近見つかったものではなく、10年ほど前から防潮扉にねずみが描かれていたことは、
東京都も把握していました。
見つけた職員は、ただの落書きだと思ったでしょうね。
それが、これはバンクシーの作品ではないか?と問い合わせがあり、小池百合子氏の発表につながったのです。
東京都は、バンクシー本人に、あなたが描いたものですよね?と問い合わせをしていますが、
返事はないとのこどです。
ですが、バンクシーが出している画集に同じような作品があるので、
バンクシーの作品ではないかと専門家はみています。
大都市東京への皮肉⁉バンクシーが描いた?ネズミに込められた思想とは?
絵のサイズは、だいたいA4サイズで、大きな防潮扉からしたらとても小さな絵になります。
ねずみが傘をさして、下にはカバンらしきものがおいてあり、
ねずみは空を見上げているデザインになっています。
その雰囲気がまるで、家を追い出され行き場所を失って、さてどうしようかと考えているようにも見えます。
そのことから、専門家は、
【東京は再開発がすすみ、昔の街並みが壊され新しく近代的なビルが立ち並んでいると思ったバンクシーが、
ネズミを人とみたてて、住み慣れた場所を追い出され、東京を離れざる負えない人の気持ちをこの絵にこめたのではないか】と話をしています。
バンクシーは、絵に自分の思想や、ある事柄への批判を込めていたりします。
そういう意味でも、この絵にもなにか強いメッセージ性を感じますよね。
まとめ
さて、この絵が本当にバンクシーの作品なのか、
この疑問を解決するには、専門家による鑑定が必要になってきます。
そして何よりも、バンクシー本人が東京のこの地に降り立ち、
このネズミの絵を自分が描いたと発表してもらうことが大事です。
神出鬼没に世界中を飛び回っているバンクシーが、10年も前のことを覚えているのか不安はありますが、
本人が発表しない限り、このネズミの絵は不思議な謎を残したままになりますね。