夜 空を見上げたら、輝く星と真っ黒な空が広がっていますよね。
そんな空を見ていると、宇宙の不思議がふと思い浮かんできませんか?
例えば、宇宙の端っこってどんな風になっているのだろうとか、
ディズニーアニメトイストーリーに登場する三つ目の宇宙人「リトル・グリーンメン」のような宇宙人はいるのだろうかとか。
そして、宇宙の不思議とされているのが、ブラックホールの存在です。
ブラックホールっていったいどんなものか、調べてみましょう。
宇宙のすべてを吸い込むブラックホール!吸い込まれたら地球はどうなる?
ブラックホールが宇宙にあるのではないかと言われたのはいつ頃なのでしょうか。
1915年から1916年にかけて、アルベルト・アインシュタインが「一般相対性理論」を唱え、
ドイツの天文・天体物理学者カール・シュバルツシルが、「ブラックホール理論」を発表したことにより、
ブラックホールの存在が広まってきました。
ずいぶん昔からブラックホールの存在がわかっていたのですね。
ブラックホールは1つだけではなく、同じ場所にずっとあるわけではありません。
ブラックホールができる仕組みを説明していきましょう。
ブラックホールは、寿命がきた惑星が爆発することによって引き起こされます。
惑星の大きさは、太陽の20倍ととても大きな惑星ですので、爆発の威力はすさまじいものです。
その爆発によって重力が集まり、そこだけ光も見えなくなる黒い穴が生まれるのです。
ブラックホールは、宇宙のあちらこちらに存在するものなのです。
ブラックホールに吸い込まれたらどうなるのでしょうか?
もし、地球がブラックホールに飲み込まれたらどうなるのか、考えてみましょう。
考えられない重力で、地球が丸い球体を保てなくなり、縦長になったり、横長になったりします。
その後細くなっていき、小さな粒子になると言われています。
これを「スパゲッティ現象」と呼びます。
小さな粒子になる時間はあっという間かと思ったら、意外にゆっくりと状態が変化すると言われています。
これも重力が重すぎて、時間というものがゆっくり流れているように見えるのかもしれませんね。
宇宙は表裏一体⁉ブラックホールとホワイトホールの関係は⁉
ブラックホールには、現代の物理学などでは解明できない、いくつもの謎があります。
まだまだ宇宙の世界では、私たちがわからないことがたくさんあるのです。
ブラックホールがあるのだから、ホワイトホールもあるのではないかと、科学者たちは考えています。
ブラックホールは、光も物体も飲み込む天体なので、その逆もありえるのではないか、と考えている科学者は大勢います。
光や物質を吐き出す天体をホワイトホールと名付け、ブラックホールが惑星が爆発してできた物質や光を飲み込む入り口で、
ホワイトホールは飲み込んだものを吐き出す出口であるとされています。
ブラックホールは、2019年4月に撮影が成功したと世界で発表されました。
今まで見ていたブラックホールの画像は、実はこうではないのかという想像図だったのですね。
ブラックホールは、地球や他の惑星のようにどこにあるかわかっておらず、
突然できるものなので、撮影は難しかったのですね。
ブラックホールの写真の価値は、ブラックホールがしっかり黒く撮影されているところなのです。
撮影に成功したとされる写真は、オレンジ色の炎の外側が丸く黒くなっています。
宇宙は真っ暗なので、黒く映って当然じゃないかと思いますが、炎が見えているはずの部分が、
その部分だけ黒くなっていることがブラックホールの証拠なので、とても貴重な写真なのです。
まとめ
ホワイトホールは、まだ実在するのか確認はできていません。
まだ想像のものなのです。
ホワイトホールは実在することはないという科学者もいるので、
研究が進んでいき解明されていくのではないでしょうか。
ブラックホールをはじめ、宇宙の謎はまだまだ解明されていないものが多いです。
夜空を見上げながら、宇宙の不思議について考えてみてはいかがでしょうか。